【響結晶】

響結晶

 正体不明の鉱石。「響結晶」はあくまで総称であり、全て見た目が共通しているとは限らない。

 主に古代文明と思わしき遺跡から見つかる鉱石で、大きさや色、硬度もさまざまである。多くが宝石として加工されており、装飾品の一部や杖先の魔石のようになった状態で発掘されている。中にはヒトの大きさほどあったとされる物も見つかっており、腕や手足に似た形も存在しているようだ。

 少し偏った属性の魔力を含んでいる。その量はごく普通の魔石とは比べ物にならないほど多く、一般的なヒト一人分の総量とほぼ同じであるだろうと言われている。

 小人族の能力を以てしてもその正体は上手く掴むことができず、“石の声”はまるで室内に何重にも反響しているかのようにぼんやりと聴き取れないことから、「響結晶」と呼ばれている。


国宝「ローザイト」

 人間領、赤薔薇の国ローテローゼの国宝になっている深紅の響結晶。王族のシュタッヘル家が代々継いでおり、国名にもなっている女神ローテローゼの御神体として崇められている。

クラレントの地下迷宮

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